12/10/01

■ 掴めない感触

AkinoFuku.gif
Font : COM4t Nuvu Regular



P1014705.jpg
Akino Fuku Art Museum #01



前回ここに書いたのが5月初旬。それから5ヶ月も更新が途絶えてしまった。。。
ブログを長年やっている方はわかると思うが、こうした放置プレイは良くあることである。ことツイッターやフェイスブックが出現してからはさらにブログの放置プレイが多くなったのではないだろうか。みんなSNSに書き込むあまり、自分のブログに書き込むことがなくなってくるのだと思う。かくいう私もそのひとりで、最近はツイッターやインスタグラムに投稿して、それだけで自分の気持ちを放出して満足していた。
それともうひとつ理由があって、今年になってから和文書体の作成を本格的に取りかかっていて、気持ちがこの書体一辺倒になり、ブログの存在を本気で忘れてしまっていたのも相まって、ブログを5ヶ月も放置してしまっていた。。。
「これからはこのようなことはないようにします。」
と言いたいところだが、たぶんそれは約束できないだろう(笑)。
また逆に急に更新頻度が上がる可能性だってある(笑)。
この気まぐれな私がやることだから。。。


* * *


さて、放置プレイの言い訳を長々と書いたところで本題に。
まだ暑い夏が来る前の5月27日に、
浜松市天竜区にある「秋野不矩美術館」へ行ってきた。

この「秋野不矩美術館」を設計したのは、藤森照信氏と内田祥士氏。
藤森照信氏のことは、どこの本屋へ行っても必ず建築コーナーには藤森照信氏の名前を見ることになるので、建築に関心のある方は見たことがあるだろう。写真を見る限り私がこれまで見てきた建築物とはあまりにも違い、カテゴライズしにくい建築物だと思っていた。またいつかは実物を見てみたい、体感してみたいとも思っていた。それがようやく彼の傑作であると言われる「秋野不矩美術館」へ行くことができた。


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12/04/08

■ トリミングしながら不在になってゆく建築

trimming_and_absence.gif
Font : COM4t Sans Medium (Free Font)


P1014565.jpg
Toyota Municipal Museum of Art #01.



谷口吉生氏設計の豊田市美術館へ。
谷口吉生氏の代表作のひとつに数えられ、
日本の美術館でもトップクラスに数えられるほどの名高い建築物。
ここへは何回も来ているけど、
シャシンを撮ってブログにアップするのはこれで2回目。
それで昔のデータを見たらこんなテキストが残っていた。

* * *

愛知には豊田市というトヨタ王国があることはご存じだと思いますが、ここにはあの建築家・谷口吉生が建てた、豊田市美術館があるんですよ。ボクが今まで美術館巡りをした中ではかなり上位に入るところです。
美術館自体の印象は、両側が石垣になっている坂道を進むと、前方にスロープがある壁が見えてきて、その壁を目で追うように進むと全貌が現れるという視覚のドラマがいい。そのスロープを上がっていくと、2階の屋上に設けられた池が見えてくるという仕掛けで、美術館の内部に入る前に是非見て頂きたいですね。

* * *

過去の自分はこんな視点で見てたんだ。
でも今の自分はまた違った視点で見ていた。
「トリミング」と「不在(absence)」について考えていた。

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12/03/27

■ 瞑想の森へ

TOYO_ITO.gif

Font : Familian Son (Free Font)


P1014417.jpg
Crematorium in Kakamigahara #01. 120204



岐阜県各務原市にある「瞑想の森 市営斎場」へ。
以前ココに行きたいと言ってレンタカーを借りてもらい、
カーナビに自分が「瞑想の森」と入力して行ったことがあったのですが、
このカーナビが残念な子でココではなく
なぜか大自然のみが広がる素晴らしい所に連れてこられたことがあったので、
もし残念なカーナビに入力して行くことがあれば、
「迷走の森」へのドライブには気をつけてください。。。


* * *


モノクロシャシンにしたのは、喪に服してそうした訳ではなく、
ただカラーにするとカッコつかなかっただけです。ポリポリ。
あとこの日は天国へと送る方々が沢山いて、
正面エントランス側からや内部に入ることはできませんでした。
ちゃんと予約を入れれば見学できるそうです。


全部モノクロですが他にもシャシンを撮ってきました。
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11/06/07

■ 急斜面に建つ免震構造建造物

CeramicsParkMINO.gif
New Free Font. Coming soon!


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Ceramics Park MINO #01. 110604


本当は前記事に書いたフリーフォント「COM4t Famie Black」をアップして、そのことを書こうと思ってたんだけど、なかなかいい宣伝用グラフィックができなくて。。。あとしばらく、しばらくお待ちくだされ。


* * *


先日きまぐれで「セラミックパークMINO(岐阜県現代陶芸美術館)」へ行ってきた。ここへ来たのは2回目。前は電車とバスを乗り継いですごく山奥へ来た感覚だった。でも今回はバイクで来たのでその感覚はなく、逆に街(多治見市街)からすぐ近くに感じられた。でもそうはいっても山々に囲まれたこの場所、結構な急斜面に建ってます。そこに人工の滝をつくり、滝を取り囲むようにして建築物が造られいて、内部に陶磁器が展示されているんだけど、地震に備えて建物全体を免震構造にし、個々の展示物に対しても免震装置がつけらていて、その展示方法に目がいった。

さてここで気になるのはこの場所。地震が来ると振り子のように揺れて地震の衝撃を吸収する、世界初の「並進振子免震システム」を謳うのであれば、なぜこんな崖くずれしてしまいそうな、危なっかしいイメージがある急斜面に造ったのだろう? 「たぶん磯崎新さんの事だから意図があっての場所だろう」とか思いながらの観覧だった。あと「夕暮れに来ると建築物が映えるし夜景がキレイなんじゃないかな?」と、屋上から多治見市街を見渡しながら思いました。

最後に。またまた展示物をまじめに見てませんでした。。。ポリポリ。



他にもいろいろとシャシンを撮ってきたので、少しだけアップ。
posted by KATAYAMAC at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

10/09/26

■ 脱オリエンタリズム

unOrientalism.gif
Font : COM4t Sans Medium (Free Font)

P9183066.jpg
SAGAWA ART MUSEUM #01. 100918


琵琶湖にある佐川美術館に行ってきた。


建築について語ると、
たぶん、またまたいい加減で的外れなことを書いてるんだろうけど、
個人的な感想として、「東洋/西洋」について考える建築物だった。
建築や哲学について詳しい方は、「アホやこいつ」的な目で読んでください。。。
専門外の人間が読む建築も面白いんじゃないかと思っている輩なので。


* * *


水の上に浮かぶ大きな切妻屋根が二体。
内部に入ると水庭を囲むようにしてある、縁側を思わせる回廊。
水庭に埋設された地下展示室の樂吉左衞門館を繋ぐ役割としてあるホールでの光の使い方。
その全てが東洋。
でもパルテノン神殿を思わせる柱や水庭の印象。またガラス張りの表層やコンクリート等の素材。
その全てが西洋。
今さらなんだけど、建築基準を考えれば素材に関していえばあたり前の話。

そんなことを思う建築物だった。


* * *


昔に少しだけかじったことがあるんだけど、フランスの哲学者、ジャック・デリダの西欧哲学の解体を訴える「脱構築」の概念を、なんとなくうわべだけ理解し、エドワード・サイードの西洋における東洋趣味「オリエンタリズム」のことも、ぼや〜とフワフワっと理解していた。

「オリエンタリズム」とは「西洋から見た東洋に抱く異国趣味」とWikiに書いてあったので引用しましたが、私はこの建築から真逆の「東洋から見た西洋に抱く異国趣味」を感じた。オリエンタリズムの批判としての意味とは全然違うんだけど、佐川美術館は、基盤(発想)が「東洋」的思想からつくられていると思ったので、そこにパルテノン神殿のような柱や、この建築が覆っている素材全てから来る「西洋」が良い意味でとても異国を感じた。東洋思想の概念を西洋的なモノが薄く覆ってるんだけど、うまく結合しているから違和感はない分、異国を感じてしまう。。。「今さらだけど、西洋って何?」みたいな。

東洋的見地から建った西洋を再確認する作業って今さらなのかな?どうなんでしょ?
まぁ、さておき(笑)、この想いをジャック・デリダ風に言えば、
「脱オリエンタリズム」になるんじゃないかと思って。。。なんてね。
本当のことを言うと、ただ「脱オリエンタリズム」って書きたかっただけなんだ。にゃはは。

なんか良くわからんことを書きましたが、
佐川美術館の印象を総合すると、
とても好きな美術館で、実際に見て体感すると良いですよ。
あと、やっぱり茶室の内部に入らないとね。
予約すると入れるのかな?



:: 佐川美術館
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

:: 脱構築(Wikipedia)
http://bit.ly/b2Nohd

:: オリエンタリズム(Wikipedia)
http://bit.ly/ckygcT



SAGAWA ART MUSEUM #02~#11
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10/04/26

■ Trust me...

FrankO.Gehry.gif
Font : COM4t Ascripta (Free Font)




You have to build up a credibility before the support comes to you.
-Frank O. Gehry


サポートされたければ、その前に信頼を構築しなければならない。
- フランク・オーウェン・ゲーリー


* * *


コロコロ意見が変わる、何もしていない人物から
「信頼してほしい」と言われても
どう信頼していいのか。
少々のズレがあってわかりずらいが、
わざわざ有名な建築家、フランク・ゲーリーの言葉を持ち出すこともない。

と、めずらしく私が政治ネタを書いているのは、
これと言って書くことがなかったからである(笑)
あと、この建築物をいつかココに載せたいと思っていた。

こんな紹介の仕方もどうかと思ったが、
ゲーリーは良く「魚」をモチーフにしていて、
前からあの「鳩」の方のギョロ目が「魚」っぽいと思っていた。。。目がし。。。
これ以上語るのはアホらしいのでヤメておく(笑)


* * *


フランク・ゲーリーについてはウィキで。
http://bit.ly/12498V
あとは「鳩山首相 Trust me」でググってみて。
それかツイッターで検索してみて。

posted by KATAYAMAC at 22:22 | Comment(1) | TrackBack(0) | Architecture

10/04/04

■ 霰降る犬山城

InuyamaCastle.gif

Font : COM4t Drify Light (Free Font)

P3212664.jpg
Inuyama Castle #01. 100322


この前の3連休に犬山城に行ってきました!

この日はですね〜。ココに着いたとたんに雪じゃなくて霰(あられ)が降ってきちゃってメチャメチャ寒かった。この前の「がっちょ」ほどではなかったんですけどね〜。でもなかなかこんな時に犬山城のシャシンが撮れることもないだろうとパシャパシャ撮ってたらスグ止んでしまいました。。。アリャリャ。
それで寒さに震えながらスリッパに履きかえて中に入ると、来客を拒否するかのような、ものすごい急で小さな階段がお出迎え。みんなアタフタしながらヤンヤヤンヤ言うて登ってました。で、ハァ〜ハァー言いながら2階に登ると、内観は小さいんだけど変化にとんだ造りで、結構段差もあったりと快適に暮らすには不自由のようです。ってあたり前か。アハハ。
なんか兜とかお皿とか屏風とか色々とエッライ沢山展示されてるんだけど、照明が暗くて良くわかりませんでした。でも当時の雰囲気を伝えるにはこの方がいいカモ? 変に蛍光灯バッキバキにして照らすよりね。そんな暗い中、殿さんがいた部屋なんぞを見て、フムフムとわかったような顔をして2階を一周し、そしてまたまた急な階段をゼェーゼェー言いながら登って3階に。ココは武具の間という一部屋を四方取り囲むように廊下がある贅沢な造り。。。ってなんやねん!さっきから住宅紹介するような説明。まぁ、それはさておき、ココでは全国のお城の写真が展示してあったと思います。たぶん。。。忘れてもうた。。。
ちょっと読むのがアホらしくなってきたと思いますが、このままゾッコー。

今度はもっと急な階段が係の人と共に登場。「ハイ登って〜!」の号令を聞いて今度は静かに登って4階に到着。みなさんこの階段に慣れてきてて手すりを使うのが上手になってました。4階展望は一部屋のみ。窓と扉を全開にしているから、風がビョービョー言うてましたわ。もう完全なる吹きっさらしのワンルームで、みんな「寒むー!寒みー!」とかギャーギャー言いながらベランダへ。いや東西南北を見渡せる展望回廊へ。。。もう、うっとおしい説明やで。ホンマに。
この展望回廊。絶景なんですけど、外観を損なわせない為に網とかがなく、手すりが当時のまま低くしてあって、これがかなり恐い。それもこの日は風が強くてピョ〜ンと飛ばされそうになりやした。近くにいたオジサンが「うわぁ!こわぁ!死ぬ〜!」とかヤ〜ヤ〜言うてました。それもかなりの笑顔で。

と、なんやかんやと書きましたが、ええとこです。犬山城。
久しぶりに長々と書いたのがその証拠ですわ。
あ、そういえば4月3日と4日(今日)は「犬山祭」だそうです。。。
って今頃言っても遅いよなー。
来年行ってください。。。スンマソ。

Inuyama Castle #02 ~ Inuyama Castle #09
posted by KATAYAMAC at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

09/11/29

■ 詩的なアルヴァロ・シザ

AlvaroSiza.gif
Font : COM4t Fine Regular (Free Font)


Alvaro siza, new architectural projet in Anyang Garden



建築家の方や建築ファンには、
またまた今さらな感じもするのですが、
アルヴァロ・シザの動画の中でコレが一番好きなので。。。
BGMがさらに詩的な風情を醸し出していていいですね。

この方の「白」って嫌味な感じがしないのはどうしてなんだろう。
いや個人的な感想なんだけど、ほとんどの白亜の建築物って
主張が強過ぎて拒絶しているような気がするんですけど、
写真や動画で見る限りアルヴァロ・シザの建築物には全くソレが感じられない。
逆に周りの環境やその他全てを受け入れ、
さらに見る側の感情をも受け入れていくような。。。

ん〜。
「これはアルヴァロ・シザが設計しました」
ということを知って見ているから、そう見えるのかな?
でも何も知らずに作品集「アルヴァロ・シザの建築」を見た時も、
そのような感覚に陥ったような。。。

とにかく現地へ行って体感してみたい建築物のひとつです。



:: 2006 Anyang Pavilion | AlvaroSizaVieira.com
http://alvarosizavieira.com/?p=304

:: TOTO出版「アルヴァロ・シザの建築」amazon(jp)

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09/04/18

■ にわか建築ファンが語る、ペーター・ツムトールについて。

久々に頻繁に更新(このブログでは)&めずらしく時事ネタ。

今年のプリツカー賞にペーター・ツムトールが選ばれましたね。
いやぁ〜、この方の正式な読み方は今までピーター・ズントーだと思っていたので、なんか府に落ちない。レム・コールハースも昔はレム・クールハウスって紹介されてたような。。。いやそんなことはさておき、この目で実物の建築物を見たり、この方のテクストをまるっきり読んだ事がないのにも関わらず語っちゃうのですが、光の取り入れ方や素材を使い方、また自然との調和の仕方などを写真や動画で見る限り、とても「以前の日本」を感じてしまいます。特に「ブラザー・クラウス野外礼拝堂」とかを見るとね。たぶんもうこの日本では取り戻す事ができなくなってしまった、モノと人との関係性。。。なんてこういう刹那的とでも言いましょうか、「そんなことねーよ、まだこの日本にもそういう関係性はあるよ」とツッコミいれて探してしまいそうになる事を書きたくなってしまいました。というか必ず探してほしい。コレ絶対。

それと、ただ建築好きなだけで全然詳しくもないのに語ってしまう厄介なボクですが、こういう外部の人間の意見ってのも面白いんじゃないかな?と思って。思いっきり的外れでも。ボクは逆に書体デザイナーではない外部の方の意見も聞いてみたいんですよね。でもただ知識をひけらかすだけの何の発展性もない会話は勘弁ですが。というか「君がすごくモノ知りな事はわかった。すごいね。」で終わっちゃうのは、あまりにも幼稚でもうなんだかなぁと。そんな会話より「その方がそれを見、何を感じたかを聞きたい」。そういう会話に思っても見なかった視点からの意見が、サラリと出てくる時のアハ体験っていいんですよね。

なんかとんでもない方向に行ってしまった。
まぁ、お口直しではなく思考直しにこの動画でも。





インドアプールの光の使い方がスバラシイと思いました。あと来場者の方達が大人だなぁ。いや単に大人だけではなく、伝わってくる姿勢が大人っていう意味ね。そこに内在する人ってのも建築を見る時に結構大事なんじゃないかなと思っていて。最後に、6:25と6:42のところでゾクゾクした! 「泳いでみた〜い!」とただ理屈抜きで思いました。

ペーター・ツムトール(Wikipedia)

posted by KATAYAMAC at 04:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

09/03/30

■ ほっとイブニング

P3172266.jpg
Nagoya Municipal Material pavilion #01. 090317


昨年の暮れあたりから良く見るようになったローカルニュース番組があって、そこで「名古屋市政資料館の桜が咲き始めました!」とやっていたので、カメラ片手に撮りに行ってきたものをようやくアップ。

近所に「名古屋市政資料館」があること知ってましたが、こんなに落ち着くところとは思いませんでした。この日は桜が開花し始めたこともあってか喫茶店が満員状態だったけど、今度ゆっくり「茶〜でもシバきたい(関西弁でお茶を飲むという意味)」と思いまする。

あ、そうだ。そのニュース番組ってのは「ほっとイブニング」というNHK名古屋のローカルニュース番組。ボクが唯一TVニュースをちゃんと見てた番組です。(他のニュース全部キラ〜イ)
あ〜あ〜。でも高阪真希キャスターが卒業だなんて悲しい。すごく品があって好感の持てるキャスターだったんだけどなぁ。もっと見ていたかったなぁ。でも静岡局に行くようなので、静岡行ってもガンバッテと言いたい! あなたはもっと良いアナウンサーになれるよ!
こういうことはもっと早くに書けば良かったと後悔。。。まさかもう番組改変になるとは思っても見なかった。。。視聴者も寂しいッス。

ほっとイブニング
http://www.nhk.or.jp/nagoya/hot/

高阪真希のほっとな気持ち
http://www.nhk.or.jp/nagoya/nhk/ana/kousaka.html



他もかなり暗めだけどせっかく撮ったので多めにアップ。
Nagoya Municipal Material pavilion #02~#12
posted by KATAYAMAC at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

09/03/17

■ 昼さがりのメタファー

P1052223.jpg
Metaphors. 090105


もう春だね〜。
昼さがりに気が遠くなるほど、ゆ〜くり芝の上を歩きたいなぁ。
ぶらりんちょしてぇなぁ。
なぁ〜んも考えずに芝の感触だけを楽しみながらね。
今まで見たこともないような鮮やかな緑の中をね。

むか〜しに読んだ本の話なんだけど、故エットーレ・ソットサスと磯崎新さんとの対談で、ソットサスが「ガソリンスタンドの横に広がる芝生を見て、今まで見た中で一番きれいな芝生だと思い近くまで寄って見たところそれが人工芝だったことがあった。その時、メタファーというものは引用したものよりも越える存在に成ったときに初めて成立するのだとその人工芝を見て思った。」と書いてあったような。。。
たぶんそんなような事が書いてあったと思うんだけど、うろ覚えでコレを書いている自分ってなんてヤツなんだろうね。その本はたぶん探せばどこかにあるんだろうけど探すのが面倒。。。あぁ、ネットの信頼性が、、、

たぶんココで語ったことは「建築」に用いられる「メタファー(概念)」の話を言ってるんだと思うんだけど、まぁ分野が違えばこの言葉の意味はいろんな解釈になるだろうね。でね、この話を当時ハタチぐらいに読んだと思うんだけど、その時に「メタファーとは」の意味なんかはよく解らずぼんやり読んでて、そんな事より、そのガソリンスタンドの横に広がった人工芝を見てみたいとすごく思った記憶が蘇ってきたんですよ。このシャシン撮ってる時に。

そんな風にあの巨匠が心動かされる風景ってどんなものだったんだろうってね。

ソットサスが見たその緑の中をゆ〜くり歩きたいなぁ。
その時自分は何を思うんだろう。




上のシャシンはこの辺りから。
正月明けの寒い中、ぼんやりとココを歩いたっきりこういう事してないなぁ。
posted by KATAYAMAC at 04:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

09/01/16

■ NIGHT HIGHVISION

PA272125.jpg
NIGHT HIGHVISION. 081028 #01

昨日の続き。
やはりミッドランドスクエアの最大の魅力はダブルデッキエレベーターのように感じた。
ボクには気圧の変化で耳がおかしくなることがなかった。
やっぱり自分って変わってるのかも?


ミッドランドスクエア - by mmrepo -

スピードはこの動画で。1階から42階まで約40秒間。体感すると早いの一言。
以前テレビ塔のエレベーターに乗った時は、かなりゆっくりした速度だった。耳が以上におかしくなった記憶がある。そりゃ日本で一番古いテレビ塔だしね。


TV塔スカイデッキ行エレベーター - by nagoyaartlife -

スピードだけでも時代の変化を感じる。52年の歳月を比べてみるのも面白い。
posted by KATAYAMAC at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

09/01/15

■ SUNSET HIGHVISION

PA272071.jpg
SUNSET HIGHVISION. 081028 #01

PA272092.jpg
SUNSET HIGHVISION. 081028 #02

今さらながらのあけましておめとうございます。
今年も気負わずのほほん更新ですので、
ぼんやりとぬる〜くヨロシクです。

このシャシンは初日の出ではなく、
昨年の10月28日の夕刻に撮ったモノ。
初めてミッドランドスクエアにのぼりました。
平日ということで、ほとんど貸し切り状態。

「みんな一人一人が主役だと思いながら生きてるんだなぁ」と、
街ゆく人々を眺める夕刻。
大画面ハイビジョンテレビを見てるような感覚に陥るのが心地良かった。

SUNSET HIGHVISION.#03-#09
posted by KATAYAMAC at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

08/07/07

■ 記憶のないシャシン

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NAGOYA CHIKUSA TOWER HILLS. Unknown shooting.

HD内の画像の整理をしていたらこんな写真が。
こんなのいつ撮ったのだろう?記憶がない自分が恐い。あはは。

撮り貯めたシャシン画像がHD内にたまって、ヒーヒーのフーフーなのでもう捨てようと思ったケド、最近このブログが鉄男くん状態になっているから気分転換にちょうど良いかと。ココにアップしてからこのシャシンが入っているフォルダごと捨てよっと。

ココ最近、このブログのアクセス度がどんどん落ちてるし、そろそろデザインブログの様相に戻していかないとね。まぁ、元に戻ったとしても大したアクセス数でもないんだけど。


あ、そうそう。この高級マンションは故黒川紀章氏が設計したそうです。
ボクもこの方が設計した建築物を良く知らないケド、世間的にも風変わりで面白い方だったとしか認識されてないんじゃないかなぁ?


* * *


もうすぐ今年第2弾のフリーフォントをリリースします!
今年はやります! 攻めます!
次回はこの書体についてガッツリ語りますです!
posted by KATAYAMAC at 21:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

08/05/23

■ タイポロジー

P5031814.jpg
Typology 08/05/03

名古屋市北区にあるガスタンク。
街中で突然この大きな丸い物体に出会うと、
いつも宇宙を想像してしまう。

異様、膨張、虚無、無酸素、圧巻、恐怖、、、
今、思い付くままキーワードを並べてみる。。。

なんか地球上のものじゃないカンジがするんだよね。
たぶんそう感じるのは、
人がその建築物の空間を感じるためのものではなく、
人ではないガス気体ために作られた建築物だからなのかな?
まぁ間接的には人のためなんだけど。

こんな写真集があるらしい。
ガスタンクなどの世界の産業建築物を撮り続けた、
タイポロジー(類型学・形式論)の写真集。
この夫妻(ていうのも面白い)の写真集、ちょっと面白そう。

ベルンハルト&ヒラ・ベッヒャー「タイポロジーズ」
http://www.shelf.ne.jp/stock/stock24.html
posted by KATAYAMAC at 02:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

08/05/15

■ ガラスのスカイスクレーパー

P5061816.jpg
Skyscraper 08/05/06

スカイスクレーパー(摩天楼)とはいいがたいかもしれないケド、一応名古屋のビル群4塔。

ミース・ファンデル・ローエが1919-21年に「ガラスのスカイスクレーパー」を発表。その当時の建築技術では建設できなかった案だったそうです。彼は建築物ではなく未来を見せたんですね。
「現代で未来を見せるのは難しい」と言うのはいつの時代でも簡単ですよね。たぶん1920年代当時でもおそらく同じ考えがまんえいしていたと思います。見たい聞きたいのはいつの時代でも批評や批判ではなく、そういう希望に満ちあふれているモノのような気がします。


Skyscraper.jpg
「ガラスのスカイスクレーパー」


00005316.jpg
上の画像は、この磯崎新対談集「建築の政治学」からスキャニング。
1989年発行 岩波書店

偶然なのですが、このミース・ファンデル・ローエについて語っている章が、下のエントリーで書いたレム・コールハースなんですよね。このガラスのスカイスクレーパーの画像がネット内になかったので、この本をひっぱり出してスキャニングしようとしたら、レム・コールハースがミースに魅了されていると語っていて、偶然は必然なのか?とも錯覚してしまいました。

これも偶然なのですが、この日たまたま撮影した場所はZepp Nagoyaがあるところで、ピノの看板が立てられ沢山の行列が出来ていました。いろんな方々が楽しそうに並んでいるのが印象的で何だろうと思ったらPerfumeのLIVEで並んでいる方々でした。思わず「オレ、アルバム買ったよ!」と並んでる方達に声をかけたくなりました。ハハハ。

なんかやっぱりこのグループには希望が満ちあふれている気がしてるんですよね〜。何かもっと大それたことをしてくれそうな予感がします。

* * *

いつものようにこの写真をアップするので何書こうかな?と考えながら書いていたらこんなカンジになりやした。
posted by KATAYAMAC at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

08/05/11

■ CCTV/OMA


CCTV Rem Koolhaas/OMA

建築家の方や建築好きの方には今さらなエントリーなんだけど、こんなVIDEOを発見したのでアップ。
今、レム・コールハース率いるOMAが建築界で話題になってることは知ってましたが、こんな動画があることは知りませんでした。それにもうかなり出来上がってるんですね。a+uの特集で見た時も「なんじゃこれ!スゲー!」と思ったけど、この動画もなんかもうスゲーとしか言葉が出てこない。。。すごくシンボリック過ぎて。

にわか建築ファンなもので。。。
中身のないアフォーなエントリーでスンマソ。

OMA Office for Metropolitan Architecture
http://www.oma.eu/

CCTV
http://www.cctv.com/

知らない方で興味のある方はウィキペディアで予習してもいいかもしれない。「レム・コールハース」でググると出てきますです。
posted by KATAYAMAC at 01:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

08/05/09

■ VILLAGGIO ITALIA

P3061588.jpg
Villaggio italia 08/03/06

閉園前の哀愁漂うイタリア村のシャシン。3/6撮影。

イタリア村、結構好きだったんだけどなぁ。
これからどうなっちゃうんでしょうか?

http://www.italiamura.com/
サイトは消滅しました。。。
posted by KATAYAMAC at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture

07/12/01

■ 間

PB131397.jpg

ちょっとだけオフライン生活になってて、更新に間があいてしまいました。ポリポリ。
でもこれからは以前よりも増して更新率を上げていこうかな?とハナクソほじりながら思ってますです。いろいろと語りたいこともあるしね。

「間」で思い出したけど日本人が感じる独特の「間」を海外に広めたのは、磯崎新さんだったなぁ。と思って、磯崎新さんが設計した「なら100年会館」へこの前行って撮ってきたので、そのシャシンをアップ。内装も見たいと思って入ろうと思ったら、この日は休館日。ちゃんと調べてから行けばいいものを、その日に突然奈良に行きたくなり思いつき旅行をしてしまったからこういう事になるハメに。でもこの日は穏やかな天気で気分が良かった。大仏さんとかも撮ってきたので、そのシャシンはまた今度。
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07/08/17

■ みほみゅーじあむ

以前からI.M.ペイが設計したこの美術館に行きたいと思ってはいたのだが、どうしてもココの「背景に横たわる何か」が気になり、行きづらかった。あまり多くは語りたくないので、キャプション程度で。

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入口までの通路。2枚目は振り返ったところ。遠くにレセプションという名のチケット売り場が見える。トンネルを抜けて美術館へ。

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今日も快晴で空が気持ちいい。入口からエントランスまでかなり距離があります。歩くのが嫌な方はゴルフカートのような電気自動車で、美術館のエントランスまで行くこともできます。

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美術館内部。光を存分に取り入れた内部。館内すべてベージュの大理石で覆われている。

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トンネル出口付近の風景。ジェームス・タレルの「オープンスカイ」を連想させる。これにタイトルを付けるなら「オープングリーン」と言ったところか。

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オマケ。カマキリを発見し、一枚パチリ。ココの美術品をマジメに見てませんでした。ポリポリ。

* * *

気にはなっていたので、見ることができて良かった。

何故、I.M.ペイはココの設計をしようと思ったのだろう。金だけで動くにはリスクが大き過ぎるのではないか? ん〜良く解らない。
あ、語らないんだった!(笑)
posted by KATAYAMAC at 14:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | Architecture