ついこの前、名古屋港にある藤前干潟という場所へ行ったので、上のデカデカシャシンにアップしたのだが、その時に自分が16歳の時に書いた詩を思い出した。この時は絵を夢中になって書いていた時だったので、自分の絵に対する考え方が凝り固まっていると偉そうに思っていて(16で何がわかるかっちゅーの)、遠くへ自転車こいである場所へ行って思ったことを、カッコつけて下の「詩のようなモノ」を書いていた。
「でも、今も全然変わってねーじゃん。オレ。」
と、そんなことを思いながら遠くにいる鳥たちを眺めながらふけっていた。ホントに成長しねぇーなぁ。
「起草(無題)」
Text : 14.July.1986.
Jackson Browneの曲を耳に残しながら、
少し人里離れたところへ着いた。
そこには巨大な雲と、その隙間から後光が差し、
高くそびえ立つ山脈を、淡く照らしていた。
とても心が和んだ。
そして息が詰まりそうになってしまった…。 何故…。
でも風はしなやかに流れていた。
一本の煙草をふかした。
子供の頃のことを思い出していた。
あの頃は、ただ自分がしたいことをして、
自由に、何も縛られず、
このような大自然の中で自分を主張して遊んでいた。
いつもそこには“自分”がいた。
今は違う。 何故なんだ。 何故。
ふと気付くと、風が目の前を通り過ぎていった。
そうか!
突然辺りが明るくなった。
風が教えてくれた。
風のように生きればいいんだ。
風が吹くままに……そうすれば……。
いつの間にか夕方になっていた。
風が強くなってきた。
“一本の煙草”と“理屈”が風に流されていった。
夕日が私を照らしていた。
* * *
16でタバコ吸っちゃーいかんだろ。オイ。
これがその曲。またまた懐かしのヒットソング。
Jackson Browne - Black and White
ジャクソン・ブラウン公式サイト。カックイイ。
「Welcome to Jackson Browne」
http://www.jacksonbrowne.com/