「建築好きならいつかは見ておきたい建築物」と、誰かが言っていたような気がしたので行ったみたんだけど、他の神社仏閣にはない「神秘さ」を感じて良かったですよ。
伊勢神宮の内宮と外宮にある「御正殿」は、日本最古の建築様式で、約2000年前から20年に一度「式年遷宮」と呼ばれる建て替えをずっと続けている建築物だから、そういう歴史を知ってから見るとさらに神秘的に見えてきますね。
先ず、外宮にお参りしてから内宮へ行くんだけども、内宮の御正殿が有名だからそれを期待して行ったんだけど、外宮も良かった。写真撮影禁止だったから撮ることはできなかったんだけど、どこからくるのかわからない「厳格さ」があって、なぜか心に染みてくる安堵感があったんだけど、あれはなんだったんだろう。
それからバスに乗って内宮へ。食べ物屋が立ち並ぶ「おかげ横町」を横目に歩きながら正門の前へ。五十鈴川にかかる「宇治橋」も有名で、この橋を境にして、おかげ横町の賑わいと厳かな静けさとが、一瞬にして入れ替わりますね。
この宇治橋から長い参道をずっと歩いて行くんだけど、視界が開けた参道を歩くと五十鈴川のほとりが見えたり、その参道内に立つ「杉」などがあったり、当時のままの「松」や「檜」などが生い茂る山林があったりと、そのどれもが、さらに「厳かさ」を引き立てていて、その内宮へと導く視点のドラマがいいと思いました。
帰りにおかげ横町で「伊勢うどん」を食べて、また何か食べようと思ってたら、ここは夕方6時になるとほとんどの店が一斉に閉まっちゃうんですね。いやはや、ここに着いたのが3時過ぎぐらいだったからなぁ。この事を知ってれば、もうちょっと早くに来てれば良かったと少し残念。またゆっくり来るとするか。