では、好きな書体の続きを。。。
石井明朝体ファミリーの美しさに先ず、ひらがな・カタカナの美しさがあげられますね。モリサワのリュウミンのまとまり感も本文組にはいいのですが、見出しで使うとやはり「はらい」とかが無理をしていたり、全体的に、並びを意識し過ぎていてノビがなかったり、明朝体の良さである「優雅さ」に欠けるんですよ。石井明朝体と比べちゃうと。。。あとこれはフォントになった和文書体全般にいえるんだけど、ディティールが美しくないと思う。そうでないフォントも稀にあるんだけど(例えばカタオカデザインワークスの丸ミンオールドとか)、ほとんどの書体はツメが甘いように思う。いやこれはやはり好みの問題なのかな? それにそこまで言えるほどの腕も根性も自分にはないから、マイナス思考バリバリでけなすことなんてやめよっと。自分が惨めになるだけだしね。。。
話が緩やかにズレちゃったのでフィードバックして、石井明朝体ファミリー(特にL-OKL、M-OKL)の良さをあげると、ノビの美しさ。抜群なプロポーション。絶妙な間合い。そして組んだ時のバランスや美しさ。とほとんど隙がない美しさ。本当にすばらしい。
でも時代というのは恐いもので、こんなに良いと思っている書体でも、うまく使わないと「古さ」が出てしまうんですよね。。。
なのでいつか石井明朝体をリスペクトしたオリジナルフォントを作ってみたい。それには、腕と根性をつけないと。。。
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