07/01/25

■ 知っておくべき5つのフリーフォント

この前の土曜日に、いつものようにCOM4t-FFFのアクセス解析を見たらビックリ。いつもページビューが1日に200ページぐらいだったのに、6000ページを超えていて「とうとうこのブログも炎上したか?」と思ってたのですが、リファラ(リンク元)を見たら、「smashing magazine」という海外のサイトが、ウチのフォントを紹介してくれてました。イエイ!

「知っておくべき5つのフリーフォント」という紹介の仕方をされてて、すごくウレシイ。あのフォント達の中に入れてもらえてホント報われた感が強いっす。だって他の4つは全部アルファベットを母国語としている人達で、しかも有名サイトですからね。ボクだけ日本人で弱小サイトなんですから。

リンクしてもらってから色んなブログに紹介されてるんですけど、全部英語だから何書いてあるかチンプンカンプン。翻訳サイト使っても全然わからない。トホホ。少しだけコメントもいただいているのですが、書き込んでくれた相手が「コイツに英語でコメント残してもわからんだろうな」と思われているのか、「download」とかコメントなしとかそんな感じで。

ん〜。英語がほとんどわからないのは、欧文を作っているタイプデザイナーとして致命的のような気がしてきましたよ。なんだか今回の事は、ウレシイ出来事なのか反省すべき出来事なのかわからなくなってきました。はい。

smashing magazine
http://www.smashingmagazine.com/2007/01/19/7-freefonts-you-shouldnt-have-missed/
posted by KATAYAMAC at 21:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | Font

07/01/19

■ 月が笑ってる

続きを書くのが1日遅れになってしまいました。
この話は以前サイトに2001年ぐらいに載せてたもので、8年前に書いたエッセイです。



月が笑ってる

Essay : May. 4. Mon. 1999.
Essay by Hideki Katayama


4年程前のことになるかな。
夜8時頃、自転車でいつもより遠くへ行って、あまり知らない道を走っていた帰り道のこと。突然、小さな女の子がひとり「すみませーん!」と声をかけてきた。かなり慌てている様子で「すみません。加藤病院はどこですか?」と訪ねてきて、びっくりして自転車を止めて立ってみると、私のへそあたりまでしかない、見た感じ小学生に成るか成らないかぐらいの小さな女の子が、こんな暗い夜道にひとりでいるなんてどういうことなんだ。しかも病院を探しているとは…。

始めて通った道でもあるし、最近、病院にお世話になったことなどない私にとって
知る筈もなく、「わかんないなぁ。ごめんね。」とそのまま立ち去ることもできたが、今にも泣き出しそうな寂しい目を見ると、そんなことはできなかった。誰かに聞こうと思い、辺りを見回すと小さな家電屋があったので、「ちょっとわかんないけど、あそこの電気屋さんに聞いてみヨ」とその子の手を引き聞いてみることにした。店の女主人が「その大きな公園沿いを歩いていった所にありますよ」と教えてくれたが、夜も遅いしひとりで行かせるには危ないと思い、私もついて行くことにした。

「お父さんかお母さんのお見舞いに行くのかな?」と訪ねると、
「ううん、今日はみんなで焼肉食べに行くの。」
「それで、加藤病院で待ち合わせしたんだけど、バス停間違えちゃって。」
「昼間、よくバスに乗るんだけど、夜だと真っ暗でわかんなくなっちゃった。」
と、事の経緯をちゃんと教えてくれた。
また、なんでこんな小さな女の子をひとりでバスに乗せて、しかも、どうして病院で待ち合わせをしたんだろうと、疑問が沸き上がってきたが、「バス3回も乗っちゃった。」と時計を見ている。「じゃぁ、お母さん、加藤病院でずうーと待ってるんだ。」と言うと、「お母さん、心配してるかなぁ。心配してるよネ?」と、私の目を覗き込みながら、また、寂しそうな目で、涙いっぱい浮かべて聞いてくる姿が愛らしく、「そりゃぁ、心配してるよ!」と私は、自分の冠っていた帽子を、その子にそっと冠せた。
寂しさと不安を取り除く為に、お母さんに会えるまでの間、いろんな話をした。どこに住んでいるのかとか、最近学校で流行っていることとか、好きな男の子はいるのかとか、好きな食べ物の話とか、いろいろと…。

まだ、春にならない雪でも降りそうな寒い夜道をふたりで歩く。
こんな小さな女の子と歩くなんてことが、今までなかった私にとって、
とても新鮮で、とても不思議な感覚だった。

「あっ!あれだぁ!」とその子が指した向こうに加藤病院の看板が見えてきた。なるほど、このくらいの大きな病院だったら、自分の娘もわかるだろうと、この子の母親も思ったのだろう…。

病院の目の前に近づいた時、ふと、看板を見上げると、
大きな満月が、その病院を照らすように輝いていた。

「うわぁ、今日は満月だ。」と私が指さすと、「月が笑ってる」とその子が呟いた。
やはり子供の感性はすごいなと思いつつ、子供の目にはそういう風に見えるのかとも思いつつ見上げると、えっ!と自分の目を疑った。もう一度、良く目を凝らして見ると、本当に笑ってる。微笑んでいるように見える。それも、頭を少し傾けながら、やさしく…。
「本当だぁ、お月さんが笑ってる。」
「お月さんに向かって歩けば着いたね。」
と、自然にそんな言葉が出ていた。すると、少しはにかみながら、
「お月さんに笑われちゃった。」
とその言葉を残し、「ありがと。バイバイ。」と私の帽子を渡して、交差点を走り抜けていった。交差点の向こうに母親らしき人がその子に向かって手を振っている。私が軽く会釈をすると、深々とお辞儀をして、その子を抱えて去っていった。

何とも不思議で、可愛く、ピュアな体験をした出来事を思い出した。
私にとって“月”と“子供”というのは、いつもセットになって思い出に残っている。
不思議だ。
多分、ふたつとも希望とか未来とか、
心のどこかでそういったものを願っているからかもしれない。

今日も月が笑っている。

* * *

この話を書いたのが8年前で4年前のことを書いているということは、もう12年前の出来事ということになる。とすると、あの女の子ももう20才ぐらいになってるってことか。なんだか信じられない。自分も歳とって頭が堅くなる筈だね。

でも、月が笑ってるように見ることができる「ピュアな部分」は今でも残っててほしいものだ。
posted by KATAYAMAC at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Essay

07/01/17

■ある日の思い出

昔からボクはよく人に道を聞かれたりする人で、それは中学生ぐらいの時からずっと変わらない。たまに、いやよく海外からの旅行者の方々から道を聞かれたりもする。
見た目フランス人の若いカップルに、原宿へ遊びに行った時に「青山通りはどれですか?」と、地図を渡されて聞かれたりね。そういえばこの前兄とふたりで竹下通り近くをパトロールした時も「竹下通りはどう行けばいいですか?」と金髪のキレイな白人美女ふたりに聞かれたりしたなぁ。
一番多いのは地元名古屋で、それも名古屋駅周辺が最も声をかけられる回数が多いんだけど、この辺りはなぜか中近東系の方々が多い。ほとんどの人が流暢な日本語で聞いてくるので助かるけど、たまに英語で聞かれるとチンプンカンプン。「ソーリー、ソーリー、アイキャントスピーキングイングリッシュ」とダメダメ発音だけど英語喋ってるのに、話せないと断ってるのは可笑しな話だなぁ、と思いながら言ってたりしてた。。。

いやいやそんな話はどうでもよくて、すごく前置きが長くなったけど、昔あった出来事を思い出すことが最近あった。

いつものように、日付が変わろうとする真夜中の会社帰りに、見た目小学校低学年くらいの女の子ふたりに「この辺にサークルKってありますか?」と道を訪ねられ、少しびっくり。こんな時間に外へ出るのはアブナイなぁと思いながら、「あそこの信号を左に曲がってちょっと歩くと、右手に見えてくるから。」と教えてあげた。「ありがとうございました!」と元気よくお辞儀をして、仲良く歩く後ろ姿を見送りながら、ふと昔に出会った小さな女の子のことを思い出した。

この日も月はまんまるに輝いていた。。。

続きはまた明日。
posted by KATAYAMAC at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | Diary

07/01/07

■ いつもの休日と変わらない正月休み

実家に帰って、簡単なおせち食べに帰るだけの正月休み。
この前帰った時よりも両親のテンション高くて元気で。たぶん家族水入らずで、4人揃って朝ごはん食べたのが久しぶりだったからかもしれない。

それからはテレビ三昧&ときどき書体づくりの、いつもの休日と変わらない日々を送ってました。

誰とも会わない休日の一日は、
朝起きたら、朝メシというか昼メシ作ってテレビ見ながら食べて、ゆっくりしてからスーパーへ買い出しに行き、ついでに服買ったり本買ったりと、街中ブラブラしてから家に帰るとMacに電源入れて書体づくり。そうするとテレビのゴールデンタイムあたりになってるので、晩メシ作ってテレビ見ながら食べて、そのままテレビ見てると深夜番組を見てることに。眠くなってきたら寝室に移り、また寝ながらテレビ。もう寝るゾと決めたらFMラジオかCD聞きながら寝ちゃうという平凡な日々の繰り返し。なんだかパッとしない休日を過ごしてるなぁ。

今年の目標は1書体フリーフォントをリリースして、あとこれは年内にはムズカシイかもしれないけど、バイフォント(Buy Font)をリリースしたいなぁと。約束はできないケドね。仕事が忙しくなるとねぇ。なかなかね。

まぁ、今年ものほほんと頑張りまっす。

下のイラストは年賀状用に書いたモノ。ホントに自己マンのみのイラストです。今年はなぜか「クジラが描きたくなった」というそれだけの理由で描きました。はい。
久しぶりに絵を描いたケド楽しかったなぁ。時々描こうかと思ってますです。

NewYearCard07.jpg

posted by KATAYAMAC at 08:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | Diary
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